私は十代の頃から、毎月やってくる生理が恐怖でたまりませんでした。お腹を雑巾絞りにされているような痛みと、立っていられないほどのめまいに襲われ、数日間は寝込むのが当たり前の生活でした。周囲からは「生理は病気じゃない」「みんな我慢している」と言われ続け、自分は人より痛みに弱いだけなのだろうかと、精神的にも追い詰められていました。ある時、ついに耐えきれなくなり、泣きながら産婦人科の門を叩きました。内診や超音波検査を受け、何か大きな病気が見つかれば、この痛みに正当な理由がつくのだとどこかで期待していましたが、医師から告げられたのは「どこも悪くないですよ。何もありませんでした」という言葉でした。その瞬間、私は安堵するよりも先に、激しい絶望感と孤独感に襲われました。何も異常がないのにこんなに痛いなんて、私はこれから一生、理由のない苦しみと付き合っていかなければならないのかと、診察室の椅子で呆然としたのを覚えています。しかし、医師は私の様子を見て「病気がなくても痛いものは痛いんです。それはあなたの脳のせいでも性格のせいでもありません」と優しく付け加えてくれました。そこで初めて、プロスタグランジンの影響や、自律神経との関係について説明を受け、私は自分の体を責めるのをやめることができました。病院で「何もなかった」と言われたことは、決して「痛くないはずだ」という否定ではなく、「今すぐ命に関わる事態ではない」という確認に過ぎなかったのです。それからの私は、医師の勧めで低用量ピルを飲み始め、同時に自分の生活を徹底的に見直しました。シャワーだけで済ませていた入浴を湯船に浸かる習慣に変え、夏場でも腹巻を着用して内臓を冷やさないようにしました。すると、数ヶ月後にはあんなに重苦しかった生理期間が、驚くほど軽やかになったのです。あの時、病院で「異常なし」と言われたことで一度は絶望しましたが、もし受診していなければ、私は今も自分の体質を呪いながら暗い部屋で丸まっていたでしょう。検査結果に名前がつかなくても、私の苦痛は実在し、そして解決できるものでした。生理痛で悩んで病院へ行き、何もなかったと言われて落ち込んでいる人がいたら伝えたいです。それはあなたが弱いからではなく、あなたの体が一生懸命に働いている証拠です。病名というレッテルがなくても、医療の手を借りて楽になる権利があなたにはあります。自分の感覚を信じ、諦めずに自分に合う方法を探し続けてください。