平穏な日常を過ごしていたある日の朝、私は自分の股間にこれまで経験したことのない違和感を覚えました。トイレに行った際、ペニスの先端が異様に赤く腫れ上がり、排尿の瞬間に突き刺すような鋭い痛みが走ったのです。最初は「少し蒸れただけだろう」と楽観視していましたが、夕方になるにつれて腫れは増し、下着が触れるだけでも顔をしかめるほどの激痛に変わりました。パニックになりながらスマートフォンで検索を繰り返すと「包皮炎」という言葉に辿り着きましたが、そこで最大の難問にぶつかりました。それは「一体何科に行けばいいのか」という点です。内科は風邪のイメージだし、皮膚科はニキビや湿疹を診る場所だと思っていました。結局、私は勇気を振り絞って駅前の「泌尿器科」の看板を掲げるクリニックのドアを開けました。待合室では、他の患者さんと目が合わないように下を向いて過ごしましたが、受付のスタッフの方は非常に手際よく、事務的に対応してくれたことで少しだけ心が軽くなりました。診察室に呼ばれ、年配の医師に今の状況を伝えると、先生は優しく「大丈夫ですよ、よくあることですから診せてください」と言ってくれました。実際に患部を診せるのは人生で一番恥ずかしい瞬間でしたが、医師の診察はものの数十秒で終わりました。診断は典型的な細菌性亀頭包皮炎で、疲労による免疫力の低下が引き起こしたものでした。医師からは、市販の塗り薬を適当に使うのは逆効果になることがあること、そして処方する抗生物質の軟膏を一日二回、清潔な状態で薄く塗るようにと具体的な指導を受けました。会計を済ませ、薬局で薬を受け取って帰宅し、その晩から治療を開始したところ、翌朝にはあんなにひどかった腫れが半分ほどに引いており、二日後には痛みもほとんど消失しました。もしあの時、何科に行くべきか迷い続けて放置していたら、あるいは自分で勝手な判断をしていたら、もっと深刻な事態になっていたかもしれません。今回の体験で学んだのは、デリケートな部位の不調こそ、餅は餅屋、つまり泌尿器科のプロに任せるのが一番だということです。包皮炎は誰にでも起こりうる病気であり、専門医にとっては日常的な疾患の一つに過ぎません。恥ずかしさで受診を躊躇っている方がいたら、私は迷わず「一分一秒でも早く専門の病院へ行ってください」と伝えたいです。その数分の診察が、数日間の地獄のような痛みからあなたを救い出してくれるのですから。